学習戦略

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物事には戦略が大事です。何よりも戦略が大事だと考えます。

語学学習も同様で、巷に転がっている○ヶ月でぺらぺらになる方法や、誰かが言っていたおすすめの勉強法をマルっと使うのは効率的ではありませんし、戦略にはなり得ません。

なぜなら、人それぞれ持っている知識、能力は違いますし勉強の履歴も違うからです。

私が立てた戦略は以下の4ステップです。

STEP1 目標の定義、言語化、明確化
STEP2 現在地の分析
STEP3 やるべきことの具体化
STEP4 作戦の遂行

目標の定義、言語化、明確化

「英語を話せるようになりたい」この表現は一見、目標として十分なようで、実はそうではない、というのが私の意見です。「英語を話せる」には、本当は様々な種類があるんだと思っています。

それぞれ目指す理想の姿は違うと思いますが、私の場合は英語の試験でスピーキング含めてC1を取る(伝わるだけでなく、まずは、流暢で正しい英語を話したい)ことと同時に、「自分の言いたいことを好きなように伝えられる英語力」が理想でした。

つまり、センテンスを暗記しておいてそれが使えるシーンになったら、あるいは覚えたセンテンスをベースに言いたいことを組み替えて、それを繰り出す、というよりは、思ったことを思うがままに話したいと思ったのです。自身の受験スケジュールから逆算して、15ヶ月以内に「CEFR=C1」そして「英語を自身の考えを表現するツールとして使えるようになる」を目標に掲げました。

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現在地の分析

勉強開始時の各種スコア

勉強開始時点でのTOEIC(L&R)スコアは800点でした。1ヶ月ほど1日2~3時間ほど勉強して取得したスコアです。

一方で、その時点での私のスピーキング力は惨憺たるものでした。どれだけひどかったかというと、試しに受けた試験のスピーキングパートで話すことを覚えていって採点不可を食らったほど(当然)です。

その後、勉強開始5か月後にオンライン英会話でのスピーキング分析を受けて、「A2」でした。

自身の弱点分析

そもそも、英語に対する苦手意識がどこから来ているのか、を突き詰めて考えると「英語を自分のものとして使う感覚」がわからないということがありました。

さらに、英語を話そうとするとき、文章にならないという深刻な状況でした。まさに、頭の中で考えてから絞り出すように話す感じです。

この状況は、私が目標とする「思ったことを思うがままに話したい」とはかけ離れていたことから、要因について自分なりに分析をし、以下の仮説をたてました。

(理想の英語力)
思ったことを思うがままに話したい

(現状)
英語が文章にならない、出てこない、頭の中で考えている

(要因(仮説))
・文法力不足(英語が文章にならない)
・瞬発力不足(英語が文章にならない、英語が出てこない、頭の中で考えている)
・機会不足(英語が文章にならない、英語が出てこない、頭の中で考えている)
・筋肉不足(英語が出てこない)
・意見不足(英語が出てこない)
・単語不足(英語が出てこない、英語が文章にならない)

やるべきことの具体化

では、ここからは私が自分自身の弱点として分析した6つの項目について、どのように何をやるかを決めたかを書いていきます。

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①文法力不足

英語が文章にならないのは、英語の各要素の並べ方がわからない、と同義であると考えたことから、一番深刻な要因としてセットしました。

大学受験のため半年でForestを7周した自負はありますし、TOEICでもR380点くらいは取れていましたが、しかしこれでは実用的な文法ではなかったのです!

これは、根本的な何かを自身が取り違えているに違いないないと考えました。しかしもう文法書をやりまくる方法で突破できる気がしなかったのと、語学試験で高得点を取りかつ留学中に困らないだけの英語力をつけるためには、独学でやるよりプロにならったほうが良いと考え、文法塾に通うことにしました。

②瞬発力不足

Do you like apples? この簡単な質問すら、口頭で聞かれて瞬時に英語で反応できないのが、この時点での私でした。

なんとかYES!と言ってその後言葉を紡ごうとしても、言葉にならない状態でした。

そこで、この反射神経をどう鍛えるかを考えました。いくつかの選択肢があった中で、4倍速という言葉に惹かれ「Callan Method(カランメソッド)」を選択します。

③機会不足

日本に住みながら英語の勉強するほとんどの人がそうだとおもいますが、日常に英語を話す機会は私には一切ありませんでした。

思うがままに使うレベルに自身の英語を引き上げたければ、少なくとも毎日使うのは必須だろうと考えます。そこで、瞬発力不足の解消のために採用したCallan Method(カランメソッド)を毎朝寝起きにやることを自身のルーティンとし、それ以外に週3~4時間英会話をやることにしました。

しかし、優しい英会話に通ってミスを指摘してもらえず、おかしな英語を話す癖がついてしまうと困るので、スパルタオンライン英会話を受講することにしました。

④筋肉不足

英語を話す、ということを分解するうちに、英語を話すための口の周りの筋肉が明らかに足りていない、ということに思い当たります。

とにかく口が動かないのです。

今でも英断だったと思いますが、早い段階で発音のクラスを週1取ることを決めます。

⑤意見不足

日本語はハイコンテクスト文化であるので、阿吽の呼吸で色々なことが伝わります。

そして、私には、自分の考えを言語化し、人に明確に伝える習慣がありませんでした。

例えば、「なんでミスチルが好きなの?」と聞かれて説明できなかったのです。なんでかって…好きなものは好きなんだけど…という感じです。これを言語化するなら「彼らはすごい数のヒット曲を出しているんだよ!90年代にデビューして未だに現役なんだ。それから歌詞がとっても奥深い。単語の選び方も良くって何回聴いても飽きないんだ!」とかこんな感じでしょう。

これに気が付いたのは勉強を開始して2か月くらい経った頃でした。これはもはや、英語力というよりは思考力の問題であるので、日常生活で「なぜそう思うの?」を自分に問うことを心がけるようにしました。

⑥単語不足

知っている単語と使える単語は違う、と言われますが、その通りだと思います。

大学受験で単語の勉強はしましたし、TOEIC対策で単語帳を回したりもしましたが、自身が使える単語ではなく意味が分かる知っているだけの単語の知識となってしまっていました。

使える単語とは、使ったことがある単語、という仮説を踏まえて、あえて単語を増やす努力は意図的にはせず、①~③で出会った単語を再利用する方法を取りました。
これについては、改善可能な箇所だったと思っていて、この単語不足対策として勉強開始時点から多読を取り入れていたらもっと良い効果が出たんじゃないかなと思っています。

作戦の遂行

英語学習におけるプラトー期、でも記載をしますが、英語学習の過程で終わりの見えない壁にぶつかることがあります。具体的には、やってもやっても英語力がのびないどころか、昨日よりも話せない…という日々を私は過ごしました。

ただ、一つの解決方法は、決してあきらめないことだった、と私は思います。時には戦略を見直しながら、とにかく勉強だけは続けることが私にとっての勝因でした。

自分だけの戦略を信じて、一歩一歩歩みを進めていきましょう。

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